1998-08-04 ArtNo.15963
◆<星>JTC標準工場スペース、10年来初のマイナス成長記録
【シンガポール】ジュロン・タウン公社(JTC)の工業不動産に対する今年第2四半期の需要は、域内経済危機の影響を受け低迷した。
特に標準工場は同期に5905平米が賃貸されたのに対し、解約が1万3829平米に達し、過去10年来初めてマイナス成長を記録した。
フラット工場の純賃貸スペース(賃貸スペース・マイナス解約スペース)は7678平米で、半分以上のスペースが電子企業により占められた。ちなみに第1四半期の純賃貸スペースはマイナス9420平米だった。
工場ビルの賃貸スペースも336万平米と、昨年同期を僅か0.6%上回ったにとどまり、第1四半期の成長率1.1%を下回った。
第2四半期末の割り当て済み工業用地は昨年同期を1.4%上回ったが、第1四半期の3.7%の伸びに比べ鈍化した。同期には16.1haが割り当てられ、22.6haが解約された。したがって6.5haの純減少となる。(ST,LZ:8/3)
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