1995-05-16 ArtNo.1596
◆<星>昭和プラスチックス、深/上海に次いで山東に第3工場
【上海】深、上海に次いで、第3工場を来年山東省に設ける計画の昭和プラスチックスは中国における拡張資金をシンガポールにおける公募により一部賄う考えだ。
昭和プラスチックスの中川会長が12日に催された上海工場の開所式で語ったところによれば、上海におけるシャープと同様、山東では松下グループへの製品納入が目指される。同社としては、日系多国籍企業が進出するところならどこへでも出かける。山東省では当初1300万米ドル、その後更に700万~1000万米ドルの追加投資が予定されている。このほど正式オープンした上海工場の初年度の予想売上は360万米ドルだが、97年までには1500万Mドルに達する見通しだ。また投資額も当初の900万米ドルから1200万米ドルに拡大される。上海工場には伊藤忠、ヤオハン、OCBCウェンズ&ウォールデン・マネージメント、シンガポール政府投資会社等が、またシンガポール事務所には日本本社の他、住友商事、サンヨー・エレクトロニクス、アサヒ・ケミカルズ等が出資している。シンガポール及び中国の他、同社はマレーシア、インドネシア、香港、ベトナムに約4000万Sドルを投じて工場網を展開しており、シンガポール事務所が地域本部の役割を担っている。(ST,BT,LZ:5/13)
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