1998-08-03 ArtNo.15957
◆<印度>多国籍企業4社、169万回線交換機納入見合わせ
【カルカッタ】アルカテル、エリクソン、ルーッサント・テクノロジー、シーメンスは電気通信局'(DOT)が発注した169万回線交換機の納入を見合わせた。
これらの企業は交換機納入入札に参加したが、公共部門のITIが1回線当たり5351ルピーの一番札を入れ、DOTは同価格に多少色を付けた5755ルピーで、上記4社にも納入の機会をオファーしていた。
しかし入札結果が昨年8月に明らかになって以降の輸入機材の値上がり等から、各社は1回線5755ルピーでは採算が望めないと、受注を見合わせる方針を決めたとされる。ルピーの20%値下がりに加え、3%のデューティー・サーチャージ、4%の特別輸入税で、輸入コンテンツの20~25%のコスト・アップが見込まれている。
同入札にはこの他、政府系ヒンドスタン・テレプリンターズLtd(HTL)、NEC、富士通も入札したが、これら3社の動静は伝えられていない。しかし、DOTの発注リストにこれら3社は含まれていなかったと言う説もある。(ET:8/1)
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