1998-08-01 ArtNo.15944
◆<印度>中央銀行、ソフト企業ローン・ガイドライン立案
【ムンバイ】中央銀行はソフトウェア企業の運転資金融資に関するガイドラインを立案中だが、ハイライトは、500万ルピーまでのこの種の融資に担保保証が求められなくなること。
消息筋によると、いずれにしても各銀行の取締役会には、自由に独自のガイドラインを設けることが認められる。これによりソフトウェア産業への銀行融資が大幅に拡大するものと予想される。
しかしながら中央銀行は、特に企業やそのプロモーターの経歴を中心としたソフトウェア企業の適正基準を設定し、融資に際してこれらの点を綿密にチェックすることを銀行界に勧告するものと見られる。
その1つは過去1年間のキャッシュ・フローの点検で、その際、運転資金は仕掛品と受取勘定の25%のマージンから生じる現金不足をカバーするものと定義される。この他、過去と将来の収入、コスト、利益、財政状況等が点検され、営業及び財政面のパラメータが許容範囲内に収まっているか否かがチェックされる。その際、ソフトウェア・サービス企業とソフトウェア製品企業、オンサイトとオフショア契約等には異なる基準が適応されると言う。(ET:7/31)
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