1998-08-01 ArtNo.15943
◆<印度>JCTエレクトロニクス、日立等に出資要請
【ニューデリー】カラーTVブラウン管の製造等を手がけるJCTエレクトロニクスは、高い負債/自己資本比率の改善を目指し、日立に出資を要請している。
JCTのA Nail重役(COO)によると、目下負債資本比率は2.5:1だが、外国民間投資基金や日立から5000万米ドルを導入、同比率を1:1に改める。詳細は不明だが、JCTは日立に500万~1000万米ドルの出資を求めているもようだ。残りの4000万米ドルは3乃至4の国際投資家や民間投資基金から調達する計画と見られる。
JCTは1995年当時、Vadodaraのブラウン管製造プロジェクトの費用の一部に当てるため、国際預託証券(GDR)により5000万米ドルを調達することを計画したが失敗、結局借り入れで賄い、それ以来負債が急増している。
同社は2000年に向けて事業の拡張も図っており、この方面でも新資金が必要とされている。しかし外部資金を導入すればMM Thapar一族の持ち分は縮小する見通しだ。JCTの払込資本は35クロー、Thapar一族が35%のシェアを握っている。(ET:7/31)
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