1998-08-01 ArtNo.15938
◆<馬>閣僚、自動車部品業界に海外市場開拓督励
【クアラルンプル】マレーシア政府の閣僚2人、アンワル副首相兼蔵相とラフィダ通産相は木曜(7/30)催されたASEAN自動車支援産業会議の席上、マレーシアの自動車部品メーカーに対して国内市場のみに依存せず、海外市場を積極的に開拓するよう呼びかけた。
アンワル副首相によると、自動車部品販売は1996年には前年比37%増の27億4000万Mドル、1997年には21%増の33億2000万Mドルを記録したが、今年初4カ月には64%の落ち込みを見た。
自動車部品業界は、世界貿易機構(WTO)/ASEAN自由貿易地域(AFTA)/共通効果特恵制度(CEPT)の下、マレーシアの国内市場が遠からず一層開放されることを念頭に置き、準備を整えねばならない。換言すればマレーシア国内市場は最早地元メーカーのキャプティブ・マーケットではなくなると言う。
ラフィダ通産相はまた国産車製造元のプロトンやプロドゥアは常に地元部品メーカーのブレッド&バターではあり得ないと警鐘するとともに、日本貿易振興会が日本通産省とともに、ASEANの部品メーカーと日本企業のタイアップを支援、マッチメーカーの役割を担うと発表した。
一方、アンワル副首相は、日本は自ら困難な経済状況に直面しているにも関わらず、他の先進国よりも経済危機に直面するアジア諸国に積極的な支援を提供していると賞賛した。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:7/31)
|
|