1998-08-01 ArtNo.15934
◆<星>マレーシア側が通関処理実行すれば混乱も:外相警告
【シンガポール】ジャヤ・クマール外相は木曜(7/31)、シンガポール国内に設けられたマラヤ鉄道(KTM Bhd)通関施設の移転を巡るマレーシアとの紛争の経緯を国会に報告するとともに、マレーシア側が8月1日以降もタンジョン・パガル駅における通関処理を続けるなら、列車乗客に不便を強いることになると警告した。
それによると、シンガポールは1992年2月2日にウッドランズ鉄道チェック・ポイントの設計図をマレーシアに送付したが、マハティール首相は同年4月4日付けの書簡の中で、マレーシアはシンガポールが通関/移民/検疫施設をウッドランズに移転する理由を理解すると表明していた。これを受けて、ゴー・チョクトン首相は同年4月9日付けの書簡の中で、ウッドランズ・チェック・ポイント内にマレーシア側の通関/移民/検疫施設も設けるよう指示したとマレーシアに通知した。しかしマレーシアは1997年になって移転を拒絶したと言う。(ST,BT,LZ:8/1)
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