1998-07-30 ArtNo.15912
◆<印度>コンテナ・コープの政府権益をディスカウント価格で売却
【ニューデリー】インド政府はコンテナ・コーポレーション・オブ・インディア(CCI)の国際預託証券(GDR)を市場価格を28%下回る値で売りに出し、政府企業権益売却の新ラウンドをスタートさせる。
目下CCIの株価は450ルピーで取引されているが、マーチャント・バンクはこれを28%下回る325ルピーに売出価格を設定するよう提案、CCIの専門委員会は最近の会合で同提案を受け入れたとされる。
450ルピーの市価の株価収益率は25倍と、通常の12倍前後を大きく上回っている上、アジア経済危機の最中でもあることから、国際投資家の関心を呼び得ないと判断したためと言う。
CCIのGDR発行は、今会計年度の政府系企業権益売却計画のスタートを告げるもので、恐らく9月に発行されるものと予想されている。(ET:7/29)
|