SEAnews 1998-07-30 ArtNo.15905

【シンガポール】食品／飲料業界の企業は間もなくインターネットを通じて全世界にドア・ツー・ドアの出前サービスができるようになる。
シンガポールの地元企業Peter Knipp Holdings(PKH)は、数週間以内にウェブサイトAsiaCuizine.Bazaarをオープン、食品、飲料から食器、台所用品まで、インターネットで注文を受け、顧客の門口まで配達する。ラッフルズ・ホテルの元チーフで、ゴー・チョクトン首相やタイ国王の朝餉夕餉の調理を手がけた経験も有するピーター・ニップ氏の発案に成るAsiaCuizine.Bazaarには既に地元や域内の9社が加盟、ニップ氏は今年末までに20社の獲得を目指している。
ニップ氏によると、AsiaCuizine.Bazaarは企業のバルク注文から一般消費者の日用品の注文まで応じ、支払いはネットを通じ、クレジット・カードで済ませる。加えてドア・ツー・ドアの宅配サービスが提供される。
商品にはレストランやホテルの経営に役立つリゾート・キッチン・ソフトウェアも含まれ、これらは直接ダウンロードできる。欧州の180年の歴史を有する某食器会社は、AsiaCuizine.Bazaarに強い関心を寄せ、アジアだけでなく全世界の店舗に加盟を認めるよう要請したと言う。(BT:7/29)