1998-07-29 ArtNo.15899
◆<印度>Garwareケム24%権益を住友にオファー
【ムンバイ】Garware Polyester Ltd(GPL)は傘下のGarware Chemicals Ltd(GCL)の24%の権益を住友商事にオファーした。
GCLはGPLと住友商事の84:16の合弁会社で、年産6万トンのDMT(ジメチル・テレフタレート)プラントを建設中だ。消息筋によると売却価格は詰められていないが、商談が妥結すれば、資金難のGPLは同権益売却により30クロー前後を手に入れることができる見通しだ。住友商事は目下同オファーを検討中で一両日で回答するものと見られる。
住友商事は合弁会社GCLにDMT原料のパラキシレンを全量供給、他方、GPLはそのポリエステル・フィルム製造工場の原料としてGCLから年間3万5000トンのDMTの供給を受ける。残りのDMTは国際市場に供給される。
DMTの国際市場価格の軟化で、DMTプラントの商業生産は遅延しており、親会社のGPLはポリエステルの値下がりにも悩まされている。(THBL:7/28)
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