1998-07-29 ArtNo.15892
◆<馬>半導体リード・フレームのAKN、上場計画実行
【ペナン】半導体リードフレーム製造のAKNテクノロジーBhdは新株395万5000株を、3Mドルで公開、クアラルンプル証取(KLSE)二部上場を目指す。
AKNグループのアハマド・カビル・モハメド・ナグル会長が27日語ったところによると、KLSE二部上場は事業拡張計画の重要な一部を成し、資金調達が主要な目的ではない。同社は既に3年前から準備を進めてきており、国内景気や証券市況の不振を理由に上場計画を延期する訳には行かない。上場資格は多国籍企業の信頼を得る上で、メリットになると言う。
AKNグループはAKNテクノロジーとAKNインダストリーズから成り、ペナン州バヤン・ルパス工業団地の3工場16生産ラインで月間3億6000万パーツを製造、製品はフェアチャイルド・セミコンダクター(25%)、ヒューレット・パッカード(30%)、シーメンス(20%)等に納入している。同社は目下、LOCフレーム、TABフレーム、TO-220フレーム等の新製品の製造やヒート・シンク・アタッチメント・テクノロジーの導入を検討している。
AKNグループの1998年3月期の営業額は4620万Mドル、税引き利益は750万Mドルで、1999年度には5300万~5500万Mドルの売上を見込んでいる。1999年度予想純益を基準にした1株益は26.86Mセント、公募価格の株価収益率は8.14倍と言う。(STAR:7/28)
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