SEAnews 1998-07-28 ArtNo.15884

【ニューデリー】バンガロール拠点のＢＰＬ Ltdは来月、直接冷却式、あるいは伝統的スタイルの冷蔵庫領域に再度進出を図る。
既にフロスト・フリー部門で地元市場をリードしているＢＰＬの直接冷却式冷蔵庫市場進出の最初の試みは失敗に帰し、同社はほとんど全ての関係設備の放棄を強いられたが、今回はサード・パーティー製造業者との相手先商標製造(OEM)契約方式が採用される。
同社は既にVoltasとタイアップし、後者のアンドラプラデシュ州ハイデラバードのAllwyn工場から冷蔵庫の供給を受けることで合意、年内に1万台の販売を目指している。ＢＰＬはさらに多くの企業とＯＥＭ契約を結ぶ可能性を検討しているようだ。直接冷却式冷蔵庫は年間300万台の国内冷蔵庫市場で約250万台販売されている。大宇、ＬＧ、サムソン等の韓国企業が優勢で、これら3社もGodrej-GE、Voltas、VideoconとＯＥＭ契約を結んでいる。
ＢＰＬは既にＣＦＣフリー・コンプレッサーの開発に成功、テストを進めており、関係当局の認可が得られれば、ハイデラバードの工場で来年から冷蔵庫、エアコン、その他の冷却設備用に製造する計画だ。
一方、サンヨーのハイエンド全自動洗濯機を主要都市の特定の店舗で今週から売り出す。価格は4万ルピー。(IE:7/27)