SEAnews 1998-07-28 ArtNo.15883

【ニューデリー】家電製品のBestavisionは、韓国ＬＧグループとの交渉は破談に終わったものの、ＴＶ製造で日立、洗濯機製造で中国の海爾、デフレクション部品製造で韓国のＤＮＦコーポレーションと、それぞれ提携、これらを軸に事業再編を進めている。
同グループの業務は1）洗濯機、2）ブラウン管、3）デフレクション部品、4）カラーＴＶ、5）白黒ＴＶの5つのプロフィット・センターを中心に再編される。
ベスタビジョンは日立との提携の下、次の四半期から25インチと29インチのカラー・テレビジョンの製造に着手、この他4つのカラーＴＶ新モデルも投入、最終的に14、20、21、25、29インチのカラー・テレビの製造を手がける。日立製品はベスタビジョンの独自商標で発売されるが、日立製品であることを明示せねばならない。
海爾との提携の下、5キロ・カテゴリーの半自動洗濯機が製造され、数ヶ月以内にはファジー・ロジック・マシーンも投入される。来年は10万台の製造が目指され、海爾との合弁会社設立も検討されている。
ＤＮＦとはカラーと白黒のデフレクション部品を年間各5万ユニット製造できる施設を設ける計画で、白黒テレビジョン部門は月間5万ユニット分の製造能力を追加する。
同社取締役会には、新たに財務、マーケッティング、経営をそれぞれ担当する取締役3人が追加され、合計7人に拡大された。この内3人はInderjit Gupta重役(MD)の一族で、4人はプロフェッショナルと言う。(ET:7/27)