SEAnews 1998-07-28 ArtNo.15877

【クアラルンプル】先月ディジタル・イクウィップメント・コープ(DEC)を買収したコンパック・コンピューター・コープは、現地法人コンパック・コンピューター(M)Sdn Bhdのサービス収入が、営業額に大きく貢献するものと予想している。
コンパックのグレム・ショーター重役(MD)によると、ＤＥＣ買収以前には、サービス収入はコンパック(M)営業額の5％を占めたに過ぎなかった。また同社の営業額は業界平均の1.5～2倍に達する見通しだ。
コンパック(M)は今や、1）セールス＆マーケッティング部門、2）製品＆サービス部門、3）法人支援部門、4）大型プロジェクト／マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)部門－－の4部門に別れ、大企業から中小企業そして家庭のニーズにまで応じる態勢を整えている。特にインターネットに関わるリソースや設備の応用面で、顧客や業者のニーズに応じる。例えばコンパック・パートナー・ネットワークはビジネス・パートナーに、生産／コンフィギュレーション／発注に関わる情報へのアクセス便宜を提供する。同ネットワークはウェブ・サイトを通じたＥコマースにも利用できる。
コンパックの6月期第2四半期のアジア太平洋地域ユニット・セールは、世界販売が36％成長したにも関わらず、15％下降した。このためコスト・カット／在庫削減／高付加価値製品の投入により、収益性の改善を図る。アジア太平洋地域はコンパックの同期の世界売上58億米ドルに5～6％貢献したと言う。(STAR:7/27)