1998-07-27 ArtNo.15867
◆<印度>輸出義務不履行なら部品輸入免許更新不許可:商業相
【ニューデリー】インド政府は24日、外資系自動車会社に対して、自動車及び部品の輸出義務を履行しないなら、CKD(完全現地組立)/SKD(半現地組立)キット及び部品の輸入ライセンスの更新を認めないと警告した。
RK Hegde商業相が24日の国会答弁で語ったところによると、1995年に外国貿易総監(DGFT)と覚書を交換した外資系自動車会社6社中、これまでにメルセデス・ベンツ・インディアLtdとジェネラル・モーターズ・インディアLtdの2社のみが、覚書に規定された輸出義務を年内に果たせる見通しだが、残りの企業は輸出義務の履行を怠っている。これらの企業は現在のライセンスの下に、依然としてCKD/SKDキット及び部品の輸入を続けられるが、もし輸出義務が満たされないなら、ライセンスの更新は認められない。
覚書方式によりインドに製造拠点を設けた外資系自動車会社は、覚書の有効期間(3年)内に、輸入部品のCIF価格と製品/部品輸出のFOB価格を均衡させねばならない。
覚書に規定された目標の達成が困難なことが明らかになったことから、1997年12月に新政策が発表されており、これらの企業は新たな覚書を交換し、その輸出義務を明確にすることにより、さらに3年の猶予期間を認められると言う。(IE,THBL:7/25)
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