1995-05-13 ArtNo.1585
◆<馬>蔵相、来週一連のインフレ抑制措置発表
【クアラルンプル】アンワル・イブラヒム副首相兼蔵相は来週一連のインフレ抑制措置を発表する。
アンワル副首相が大蔵省各局の幹部と会議後語ったところによると、これらの措置にはインフレ測定の規準となる消費者物価指数(CPI)算出方式の見直しも含まれる。今日の国際基準に基づいたCPIはマレーシアの消費動向を正確に反映していないと言う。また同相が会議の席上語ったところによれば、マレーシア政府は一貫した経済財政政策の下、引き続きインフレの抑制に努める。一部の国はマレーシア経済に景気後退の兆候が生じていると評しているが、決して現状を正確に捉えたものとは言えず、マレーシアは今後も経済的活力を維持することができる。マレーシアの経常収支に生じた不均衡は大量の資本財輸入と労働資源の不足に伴うもので、輸入資本財による生産性の向上、労働資源不足の改善、浪費の抑制、安定した労使関係の維持が図られるなら依然として、良好な経済成長を維持できると言う。(MBT,ST,LZ:5/12)
|
|