1998-07-24 ArtNo.15827
◆<星>コンピューター局、インドに合弁ソフト開発センター設置
【バンガロール】シンガポールの国家コンピューター局(NCB)が40%、ジュロン・タウン公社(JTC)とPosBank Computer Servicesが各30%出資するDevCentre SG Pte Ltdは、インドのカルナタカ州バンガロールに完全出資のDevCentre Software(DCS)を設立、インドを拠点にソフトウェアの開発に乗り出した。
シンガポールのコンソーシアムがタタ・グループ及びカルナタカ州政府と合弁でバンガロール近郊に開発中のインターナショナル・テク・パークに拠点を構えたDCSのAnjan Bose主任(COO)によると、DCSの使命は、情報技術(IT)サービス・プロバイダーとして、シンガポールやそれ以外の国の政府省庁、法定機関、政府系企業の戦略的ニーズに応じること。
例えば、ソフトウェアやクオリティー・システムの設計、報告書やテスト・プランの作成、プロジェクト・マネージメント/品質管理の実行が上げられる。しかしコーディング、検査、検証等の業務はアウトソーシングにより処理される。
DCSは、目下ヒューマン・アセット・アクルーアル・システム(HAAS)の開発に取り組んでいる。HAASは従業員のパフォーマンスに関わるソフトウェア・ソルーションで、パフォーマンス・アプライザル・システムを有する企業や有することを希望する企業をターゲットに売り込まれる。
同プロジェクトには既に4クローが投じられ、向こう3年間に7クローが追加投資される。DCSはまた地元ソフトウェア企業2社に各200万ルピーの運転資金を補助し、これらの企業の協力も得ている。
DCSは製品開発会社に属するが、家電製品や一夜で開発できるような製品ではない。例えばHAASの開発には数年を要する見通しと言う。(ET:7/23)
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