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1998-07-22 ArtNo.15805
◆<馬>サイムへの関心は拡張計画の一環:KAF-S&C
【クアラルンプル】KAF-Seagroatt & Campbell Bhd(KAF-S&C)のカティジャ・アハマド会長は20日、サイム・マーチャント・バンカーズBhdの51%の権益に対する関心は両社の相互補完的事業内容やグループの将来の拡張計画にもマッチしているためとコメントした。
この日の年次総会後、記者の質問に応じたカティジャ女史によると、現在明白なことは、証券仲買業務の拡張よりも、マーチャント・バンクの買収がベターと言うことだが、まだ買収すると言った訳ではないと言う。
子会社のKAF-Seagroatt & Campbell Securities Sdn Bhdは国内のトップ15証券会社にランクされ、負債もなく、財政状況は極めて健全である。1億4370万Mドルのネット・キャッシュ・ポジションからしても引き続き黒字が見込める。しかしながら証券市場全体の低調な出来高から、コミッション収入に依存する証券会社の業績は当然影響を受けざるを得ない。いずれにしても強力なキャッシュ・フローを背景に、コストもリスクも良好にコントロールされており、経営は極めて安定している。1998年3月期グループ営業額は6538万Mドル、税引き前利益は2753万Mドルを記録した。
一方、KAF-S&Cに30.38%出資するインドスエズW.I.Carr(M)Sdn Bhdのアレクサンダー・ヒル代表は、マレーシア経済の回復は、日本経済の動向如何にかかっているとの見通しを示した。それによると日本経済が回復しさえすれば、他のアジア諸国の経済も軌道に乗る。日本経済の回復の時期を予想するのは困難だが、マレーシア政府は困難乗り切りのため、適切な措置をとっており、これらの措置は特に銀行金融業界には歓迎できる。いずれにしても域内経済の回復は時間の問題と言う。(STAR,MBT:7/21)
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