1998-07-20 ArtNo.15779
◆<印度>クラッチ・オート、独Raybestosと合弁
【カルカッタ】クラッチ・オートLtdはドイツ企業Raybestosと合弁でクラッチ・フェーシングを製造する。
クラッチ・オートのVijay Mehta副会長兼MDによると、ドイツ・パートナーが51%出資、当初は完成品の輸入販売を手がけるが、1999年初からデリー郊外Faridabadにおける組立作業に着手、来年半ばには本格的な製造業務も開始する。
当初の月間製造能力は200万ピースで、最終的に2倍に拡大する。総投資額はまだ見積もられていない。
クラッチ・オートは目下英国企業Automotive Products Borg & Backのイタリア子会社の支援下に16クローの近代化兼拡張計画を進めている。同計画の下Faridabad工場には最先端の製造施設とオンライン検査機器が装備される。同プロジェクトが完成すると現在の年間120万ユニットのクラッチ・ディスクと70万ユニットのクラッチ・カバー製造能力はそれぞれ2倍に拡大される。
クラッチ・オートの1997/98年度営業額は72クロー、純益は前年比約20%増の2.48クローを記録した。米国Rockwell Meritor CorporationによりカテゴリーAサプライヤーの認定を受けた同社は、国内自動車産業の不振に関わらず、輸出とリプレースメント市場への進出により、成長基調を維持した。
輸出売上は10クローで、営業額の15%に貢献している。リプレースメント市場の営業額に占める比率は45%で、相手先商標製造(OEM)市場が残りのシェアを占めている。(ET:7/18)
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