1998-07-18 ArtNo.15751
◆<星>シーゲート、サプライ・チェーンをさらに引き締め
【シンガポール】ディスク・ドライブ・メーカー、シーゲート・テクノロジーは、野心的なサプライ・チェーン・マネージメント計画の下、コスト・カットの努力を続けている。
シーゲートのウィリアム・ワトキンス副社長(ディスク・ドライブ/ディスク・メディア担当)が16日、アンモーキオ工場で語ったところによると、コスト・カット計画にはサプライヤーに対する値下げ圧力の強化と、サプライヤーの削減が含まれる。同氏はしかしサプライヤーを具体的にどれほど削減するかは語らなかった。
同氏によると、既に人員の自然損耗を補填しており、最早人員の整理は行わない。 シーゲートのハイエンド・ドライブ・ビジネスの収益性は回復しており、これ以上事業再編は行わない。
向こう3年間はシンガポール以外でハイエンド・ドライブの製造を手がける計画はない。シンガポールではまたディスク・メディアの生産が続けられる。同社のトゥアス工場のディスク・メディア生産はフル稼働しているが、ウッドランズ工場にはなおゆとりがある。
シーゲートのハイエンド・ドライブ売上は6月期四半期に8.8%増の8億5600万米ドルを記録した。しかしデスク・トップ・ドライブ売上は5億5200万米ドルと、22%減少した。同期のドライブ出荷台数は6%減の680万台にとどまった。在庫レベルは9%減の5億800万米ドルで、内、完成品在庫が4.6%減の2億4900万米ドルとなっている。(BT,LZ:7/17)
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