1998-07-17 ArtNo.15745
◆<馬>Banyan、地域支援センターをKLに移転
【クアラルンプル】Banyan Systems Incはアジア・サポート・センターをシンガポールからクアラルンプルに移転した。
新任のカントリー・マネージャー、タイ・ライキョン氏によると、サポート・センターはASEAN、インドシナ、中国の顧客にアフター・セールス・サポートを提供する。マレーシアは将来域内諸国の中で最も幅広い顧客ベースを備える見通しで、成長の潜在性が大きい上、営業コストが低いメリットがある。
また大部分の顧客サービスはネットワークを通じたリーモート診断とソフトウェアのオンライン・パッチングにより処理されるため、どこに拠点を設けるかは大きな問題にはならない。オンライン・サービスはリスポンス・タイムの短縮、サポートのコストの引き下げに役立つ。目下域内にはシンガポール・テレコム、サンミゲル、インドネシア内務省、TMタッチ(テレコム・マレーシア子会社)、ロスマンズ、データクラフト・アジア等、100社を超える顧客がおり、内マレーシアには30~35社が存在する。
BanyanのジェームズC.ビッグズ副社長(アジア太平洋/日本担当)によると同社は、昨年以来、製品の提供から、コンサルタント/サービスの提供に業務の重心を移動しつつある。市場の成熟に従って、顧客はネットワークに必要な全てのアシスタントを求めるようになっており、Banyanはこうしたニーズに応じる最も有利なポジションを保持している。
しかしBanyanは今後もVINESネットワーク・オペレーティング・システム、ストリートトーク・ディストリビューテッド・ディレクトリー・サービス等の独自製品の販促にも力を入れていくと言う。(コンピュータイムズ:7/16)
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