1998-07-17 ArtNo.15743
◆<馬>MTDC、米国拠点のテクノロジー企業に照準
【クアラルンプル】マレーシアン・テクノロジー・デベロプメント・コーポレーション(MTDC)は目下、好収益を見込める米国拠点のテクノロジー企業1社乃至2社を物色している。
MTDCのアヌアル・モハド・ノール重役(CEO)によると、これは向こう3~4年内に年商20億Mドルのテクノロジー企業になり、さらに5~7年内にマレーシア最大の企業になる計画の一環で、今年末までに買収のターゲットとする米国企業の目星をつける。こうした企業はMTDCが国際舞台に雄飛する機関車の役割を担う。
MTDCは同時に市場性のある斬新な製品を開発するため、適切な技術、ノーハウを備えた人材10~20人を雇用、現在の80人のスタッフに補充する方針だ。地元企業が大手多国籍企業と対等にわたりあうには、トップ・マネージメントの能力も備えた高度な技術人材を手に入れねばならない。
政府と民間により1993年に創設されたMTDCは、これまでに電子企業11社、バイオテクノロジー企業8社、情報技術(IT)企業8社、精密製造企業8社、先端的製造企業6社、先端材料企業2社等、合計48社に1億7400万Mドルを投資、またベンチャー・キャピタル・ファンドを創設、2億2600万Mドルの資金を募集してきたと言う。(コンピュータイムズ:7/16)
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