1998-07-17 ArtNo.15740
◆<星>パックネット、企業にVPNサービス提供準備
【シンガポール】スンバワン・グループ傘下のインターネット・サービス・プロバイダー(IPS)、パシフィック・インターネット(パックネット)はシンガポール/米国間のサテライト・リンクを構築するとともに、法人向けに確実でハイ・クオリティーなバーチャル・プライベート・ネットワーク(VPN)の便宜を提供する計画だ。
パックネットのニコラス・リー重役(CEO)が15日明らかにしたところによると、米国とのサテライト・リンクは今年9月1日に実現する。シンガポールのISPが海外とのリンクを構築する際は、これまではシンガポール・テレコムから専用回線をリースしてきたが、サテライト・リンクは新しい、安上がりなオプションで、45mbps(メガビット毎秒)の転送速度を実現できる。また9月1日までには香港及びフィリピンとの間にもそれぞれ、2mbpsの新回線が設けられる。
これによりパックネットはシンガポール、香港、フィリピン、日本、米国を結ぶネットワークを構築でき、同ネットワークがVPNサービスの基礎になる。VPNは相手国の通信インフラが不備な際は、そのサービスの質が低下するが、パックネットは上記のネットワークを通じて高品質なVPNサービスを保証する。パックネットはこの日、ライバルのシングネット、サイバーウェイに対抗する値下げパッケージを発表した。(BT,ST:7/16)
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