1998-07-17 ArtNo.15739
◆<星>STアセンブリー、SESと米国証取に上場準備
【シンガポール】シンガポール・テクノロジーズ(ST)グループのチップ組立/検査会社STアセンブリー・テスト・サービシズ(STATS)は、向こう18カ月間にシンガポール証取(SES)と米国証取に上場する計画だ。
創業以来3年のSTATSは、本来なら今年上場する予定だったが、6月期四半期に突然チップ・マーケットが落ち込みを見、加えてシンガポール証券市場が低迷していたことから上場は延期された。姉妹会社、チャータード・セミコンダクター・マニュファクチュアリング(SMC)の上場計画も繰り延べられた。CSMは1996年当時、最大の公募になるものと予想されていたが、未だに実現していない。アナリストらは、STATSは、STグループの王冠CSMの上場の露払いを務め、もし成功すれば、引き続いてCSMの上場も実行に移されるものと見ている。
タン・ボクセン会長兼CEOによると、昨年1億4000万Sドルの年商をマークしたSTATSは1995年以来年率200%の成長を遂げてきた。昨年の稼働率は70~80%の水準を維持したが、今年第2四半期には50%以下に落ち込んだ。しかしタン氏は下半期の市況回復に期待、通年では昨年を上回る売上を予想している。
タン氏によると、STATSは他のASEAN諸国に製造拠点を設けるとともに、米国にエンジニアリング、検査施設を設ける可能性も研究していると言う。(BT:7/16)
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