SEAnews 1998-07-15 ArtNo.15720

【バンガロール】インドにおける1998／99年の情報技術(IT)支出(ﾊｰﾄﾞｳｪｱ/ｿﾌﾄｳｪｱ/ｻｰﾋﾞｽ/輸出)は、前年度の1万8419クローから2万3553クローに28％の拡大する見通しだ。
ＩＤＣインディアの創立11周年記念セミナーの席上、サイバー・メディア・インディアLtd幹部が語ったところによると、ＩＴ市場は法人よりは、消費者により牽引され、消費者の好みがＩＴの主要部門、例えばＰＣ(ﾊﾟｿｺﾝ)や半導体の市場動向を左右する。このためＰＣサプライヤーは量販とユニット・コストの引き下げに照準を合わせ、向こう12－18ヶ月は、サブＵＳ＄700ＰＣの供給に力を集中する必要がある。
オラクル・ソフトウェア・インディア幹部によれば、ソフトウェア輸出では、専門サービスが全体の47％を占め、以下コンサルタンシー／トレーディング27％、プロダクツ／パッケージ11％、データ・プロセッシング11％、その他4％と続く。ＥＲＰ製品に関しては製品の垂直統合化が進む見通しだ。1997／98年度にはＳＡＰが同市場の38％のシェアを獲得、Ｒａｍｃｏが8％で続いた。
ＩＤＣの推定ではインドのＥＲＰ市場は1998／99年に75.6％増の240クロー、1999／2000年に66.6％増の400クローに達する。
コンピューター・インフラ、社会インフラ、情報インフラに関しては、中国とインドは世界主要55カ国中49位と52位にランクされると言う。(THBL:7/14)