1998-07-15 ArtNo.15719
◆<印度>自動車業界、部品キットにDEPB税制優遇適応陳情
【ムンバイ】インドの自動車産業は政府に対して、デューティー・エンタイトルメント・パス・ブック(DEPB)スキーム下の減税措置を、自動車部品にも適応するよう再度求めている。
業界筋は、仮にインドの自動車部品輸出の競争力を維持しようと思うなら、迅速に同問題を処理する必要があるとしている。Bajaj Auto Ltd(BAL)のRanjit Gupta副社長は、最近のRamakrishna Hegde商業相との会談の席上、以上の要請を行ったが、インド輸出組織連盟(FIEO)がムンバイで主催した会議の席上、商業省のトップはもしDEPBが十分でないなら、他のスキームを利用するよう業界を説得した。
DEPBスキームの下、国産比率80%以上の自動車部品キット輸出業者のみが、輸入原料に対する16%の減税を享受できる。しかし業界はタイ、マレーシア、インドネシアの最低国産化率は各、70%、60%、40%となっており、国産化比率が79%でも恩恵を受けられないのは厳しすぎるとBALのグプタ副社長は指摘した。
工学輸出振興委員会(EEPC)は既に自動車業界のこうした要求を政府に提起しており、インド自動車製造業者協会(AIAM)も同様の訴えを行ったものと見られる。(THBL:7/14)
|