1998-07-15 ArtNo.15713
◆<馬>公共/民間合同委員会設け法人債務を再編:副首相
【クアラルンプル】マレーシア政府は13日、公共民間合同運営委員会を設け、国内法人が直面する債務問題の解決を図る方針を発表した。
アンワル副首相兼蔵相がこの日国会で明らかにしたところによると、公共民間合同運営委員会は、銀行界の不良債権を引き取るアセット・マネージメント会社プングルサン・ダナハルタ・ナシオナル及び特別機関SPVと相互補完関係を保つ。域内の経済/金融危機により1997年半ば以来企業の財政状況が極度に悪化したことから、公共民間部門が一致協力して事態の処理に当たる必要が生じた。
ビジネスそのものは依然として採算が見込めるにも関わらず、膨大な負債で経営が行き詰まるケースが増えている。こうした企業は以下の原則に基づいて再編される。
1)債権銀行は信用を引き続き供与する。信用供与をストップし、性急に管財人を指名するのは適当でない。
2)当該企業の将来に関わる決定は、関係者全てによりシェアされる総合的な情報に基づいて下されねばならない。
3)債権銀行各行は当該企業に引き続き金融支援を続けるか否かに関して合意せねばならない。
4)損失は債権者がフェアなマナーで共同負担する。
こうした措置の主要な目的は、関係企業の流動性問題を解決し、その機能と生産活動を保護することにあると言う。(NST,MBT,STAR:7/14)
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