1998-07-15 ArtNo.15712
◆<馬>金融体系にM$160億注入も
【クアラルンプル】マレーシアの銀行システムは、最悪の場合1998/99年に160億Mドルの資金注入を必要とするものと見られ、中央銀行はこのため特別機関(SPV)を設けて対応を図る。
SPVは銀行部門の合併を含む再編の触媒を務める。SPVの当初必要資金は中央銀行により注入され、その後はMドル債券の発行を通じて資金需要に対応する。
アンワル副首相兼蔵相は13日、国会に以上の報告を行ったが、最悪な事態とは一体どのような状況かを具体的に説明することは避けた。しかし、銀行体系に注入する必要資金の額はリスクを配慮した資産加重評価を基にした自己資本比率を9%に維持することを目安に算出されたものと言う。(NST,MBT,STAR,ST,BT:7/14)
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