1998-07-14 ArtNo.15703
◆<印度>ディーゼルUnoのヒットがガソリン・バージョンに衝撃
【ムンバイ】フィアットUnoのディーゼル・バージョンは予想通りヒットしたが、ガソリン・バージョンの人気に風穴を開けずには置かなかった。
5月のディーゼル・バージョン発売以来、ガソリン・バージョンの売上は下降しており、ムンバイ拠点のUnoディーラーは、先月はディーゼル車65台に、ガソリン車25台を販売したと語った。ほとんどのディーラーが同じ経験をしており、ディーゼル車はガソリン車に比して7万ルピー割高に関わらず、ディーゼル車がUno販売台数全体の60~65%を占めている。
市場筋はMaruti Udyog Ltd(MUL)のZenにも同様の状況が生じるものと予想している。フィアットUnoの場合、ディーゼル車がガソリン車のシェアを食っても、生産比率を変更するだけで済むが、Zenの場合は、ガソリン車はスズキのエンジンだが、ディーゼル車はプジョーのエンジンを使用していることから、MULの利益に影響が出そうだ。
しかし、フィアットと地元プレミア・オートの合弁会社インド・オートは、Unoガソリン車の売上が下降しているとの説を否定、5月にはガソリン車340台、ディーゼル車14台、6月にはディーゼル車378台、ガソリン車351台が売れたとしている。(ET:7/13)
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