1998-07-14 ArtNo.15701
◆<印度>ICPL、石油化学合弁3件に1000クロー投資
【ニューデリー】国営インディアン・ペトロケミカルズ・コーポレーションLtd(ICPL)は石油化学関連合弁事業3件に1000クローを投じる計画だ。
ICPLトップ筋によれば、米国企業Vinmar Petrochemicalsとの合弁事業Indian Petrovin Ltdには350クローが、 Malwa Cottonとの合弁事業Gujarat Acrylicには400クローが、それぞれ投じられ、合成繊維メーカーGSL Ltdの権益取得に50クローが投資される。
これらの事業は、ICPLが目下進める6000クローのプロジェクトとは異なる。3プロジェクトはいずれもIPCL Gandharコンプレックスに隣接、2001-2002の稼働が予定されている。
インディアン・ペトロビンは、アクリル・シート原料のポリ・メチル・アクリル(PMA)及びモノ・メチル・アクリル(MMA)を製造、IPCLと米国パートナーは当面各65クローを投じる。やはり対等出資の年産5万トンのアクリル・ファイバー製造事業、グジャラート・アクリリクにも各65クローが投資される。GSLはアクリル及びブレンド・ヤーンを製造する。
これら3合弁事業は皆、IPCLがグジャラート州Dahejプラントで生産するアクリロニトリルを原料として用いる。IPCLはアクリロニトリルの製造及びGandharコンプレックスにおける埠頭建設に6000クローを投じる。同プロジェクトの第1期分は既に操業、第2期分も今年末には完成する。
一方、総コスト900クローのNagothaneコンプレックスでは今年第3四半期からアルファ・オレフィン、リニア・ロー・デンスティー・ポリエチレン、オレフィンの製造が開始される。
Barodaコンプレックスには2000クローが追加投資され、オレフィンと低密度オレフィンを製造する施設が増設される。
消息筋によると、IPCLは製油/発電合弁事業に別途1200クローを投資する準備もできていると言う。(IE:7/13)
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