1995-01-16 ArtNo.157
◆<馬>首相、宇宙産業開発目指すマイクロサテライト計画発表
【クアラルンプル】マレーシアのマハティール首相は13日、コンソーシアムを組織して独自の衛星を設計・製造、これを打ち上げようと言う野心的なマイクロサテライト計画を発表した。
ビナリアンSdn Bhd、テレコム・マレーシアBhd、総理府宇宙科学局(SSD)、マレーシア・マイクロエレクトロニクス・システムズ研究所(MIMS)、国内大学5校から成るMAXSTAR(マレーシアン・スペース・アンド・テレコミュニケーションズ・リサーチ・コンソーシアム)は、今年7月末までにマイクロサテライトの試作機を完成させ、97年7月に第1号、2000年までに第2号を打ち上げる。これら2基のマイクロサテライトと地上施設のコストは4500万~5000万Mドルと予想されるが、正確な見積もりはまだ立てられていない。マクスターは同プロジェクトを進めるに当たり、既にマイクロサテライト4基の開発・打ち上げに成功した実績を有するISRO(インディアン・スペース・アンド・リサーチ・オーガニゼーション)、マレーシアの初の通信衛星ミーサットの打ち上げを引き受けたエーリアンスペース及びその製造業者ヒューズ・スペースの支援を受ける。 SSDのマズラン・オスマン女史によれば、ミーサット事業ではマレーシア側からのインプットは何等なされないが、マイクロサテライト事業は地元の技術、ノーハウを培うのに役立つと言う。(NST,NS,SJ,ST,BT,LZ:1/14)
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