SEAnews 1998-07-14 ArtNo.15694

【シンガポール】地元の新進企業インターネット・アプライアンス(IA)はソケットにプラグを差込さえすれば、ウェブ・アクセス、電子メール、ＦＴＰ(ﾌｧｲﾙ転送ﾌﾟﾛﾄｺﾙ)、ドメイン名管理等、法人が必要とするほとんど全てのインターネット機能が誰にも利用できるインターネットプロＳＥＳ(Internet pro Small Enterprise Server)を売り出した。
インターネットプロＳＥＳの小売り価格は1995～7995米ドルで、低価格には不釣り合いな多様な機能がワン・ボックスに収められている。これらにはハイレベルなセキュリティー、主要なダイアル・アップ／リース・ライン接続をサポートしたワイド・エリア・ネットワーク・ルータ、主要なインターネット機能をカバーしたソフトウェアが含まれる。
ＩＡのグレゴリー・ハウ最高経営責任者(CEO)によると、多くの中小企業がインターネットの潮流に乗ることを欲しながら、その望みを果たせない理由は、複雑さとハイコストにある。これらの中小企業は大手企業と取引するには、インターネットが不可欠なことに気づいているものの、大部分の中小企業はＭＩＳ(ﾏﾈｰｼﾞﾒﾝﾄ･ｵﾌﾞ･ｲﾝﾌｫﾒｰｼｮﾝ･ｼｽﾃﾑ)部門を保持していないため、コンサルタント会社にすがるほかない。
インターネットプロＳＥＳはこうした企業のニーズに応えるもので、据え付け、コンフィギュレーション、管理はマウスをクリックする手間で済む。
ＩＡは国家科学技術局(NSTB)から得た200万Ｓドルの補助金とケント・リッジ・ラブ(KRDL)の支援下に、カリフォルニア州フレモントのエンジニアリング・センターで同製品を開発したと言う。(BT:7/13)