1998-07-13 ArtNo.15688
◆<印度>UTL、現代電子とCDMA機器製造合弁協議
【バンガロール】ユナイテッド・テレコムズLtd(UTL)はHyundai Electronics(現代電子)とCDMA(code division multiple access)技術を応用した通信機器の製造に関わる合弁協議を進めている。
セル式電話会社JTモービルズに31%、フランスの通信機器会社アルカテルとの合弁事業に49%出資するUTLのP.ラジャ・モハン・ラオ重役(MD)によると、同社は既に現代電子と固定ワイヤレス・ターミナルの製造で技術提携しており、CDMA機器の製造合弁も向こう12ヶ月以内に実現する見通しだ。合弁は対等出資になるものと見られる。
UTLはまたバンガロールにテレコム関連のソフトウェア開発センターを創設する計画も進めており、2クローを投じた同センターは間もなくオープンする。
同社はタイのジャスミン・インターナショナルと合弁でフィリピンもしくはインドネシアに1500万~2000万米ドルを投じて送電機器/マルチプレクサー/マイクロ波無線機器等の製造施設を設けることも計画していたが、こちらは、東南アジアの経済危機の影響を受け、棚上げ状態になっている。ジャスミンはUTLに40%出資している。
C-DoTライセンスを有するUTLは256ポートRAX~40000MAXの交換機製造を手がけ、1998年3月期には売上50クロー、純益5クローを計上した。(ET:7/11)
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