SEAnews 1998-07-13 ArtNo.15682

【クアラルンプル】スイス拠点の独立系マネージメント会社ＳＬＩコンサルティング・インターナショナルの子会社ＳＬＩコンサルティングSdn Bhdは、マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)を拠点にアジア太平洋地域キー産業領域の潜在性開拓を目指している。
ＭＳＣステータスを認められたＳＬＩコンサルティングSdn Bhdのヒー・キムファ副社長(ｱｼﾞｱ太平洋地域)によると、マレーシア事務所はアジア太平洋地域本部として、ＳＡＰＡＧのエンタープライズ・ビジネス・ソフトウェア“ＳＡＰＲ3”に関わるハイレベルなコンサルティング、インプリメンテーション・サービスを手がける。
同社がターゲットとする領域は、ハイテク電子産業、小売り産業、流通産業、消費財、製造業、化学・薬品業界で、また中小企業市場にも注目している。アジア太平洋地域には同社のサービスを必要とする企業が少なくとも300社存在し、向こう3年間にグループ純益の30％に貢献する見通しだ。しかし目下の貢献率は約8％に過ぎない。同社は最近シンガポールに事務所を開設、香港オフィスも第4四半期にオープンする。
ＫＬ事務所のスタッフは過去半年間に5人から30人に拡大、今年末までには50人に増やされる。また長期的に同スタッフ中の非マレーシア人は10％以内に縮小される。
ＳＬＩのパートナー、クリス・シューラー氏によると、ＫＬ事務所には、創設されて以来過去1年間に120万Ｍドルが投じられた。年内に別途300万Ｍドルが追加投資され、初年度の営業額は1200万Ｍドルと見積もられている。この内25％は教育／インフラ／開発事業に再投資されると言う。(NST,MBT,STAR:7/10)