1998-07-13 ArtNo.15680
◆<馬>BAe、地元企業2社に航空機部品デザイン契約発注
【クアラルンプル】ブリティッシュ・エアロスペースPlc(BAe)が、SMEエビエーションSdn Bhd及びエクサラントSdn Bhdに商用/軍事用航空機部品のデザイン業務を依託した。
BAeのカール・ジャクソン取締役(輸出プログラム担当)が9日催された関係契約調印式後語ったところによると、SMEとエクサラントはマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)内のオフィスでデザイン業務を手がける。
BAeのチーフ・デザイン・エンジニアがMSCに駐在、調整役を務めるとともに、英国からマレーシアへのコンセプト・デザインの電子転送を管理する。
SMEとエクサラントは3次元デザインの最終仕上げを手がける。完成したデザインはMSC内のコマンド・センターに電子転送され、コマンド・センターはさらに英国の本社に送付される。
BAeがこの種の業務を委ねるのは、アジア太平洋地域ではマレーシアが最初のケース。SMEは1993年以来、軍用機ホークのツーリング、地上支援機器やパイロンの製造を引き受けてきた。
エクサラントのワン・エザニ・マンソル取締役によると、最初の契約パッケージは向こう18ヶ月で完成される。その後のパッケージは最初のものを上回る見通しで、これらのパッケージから500万Mドルの売上が見込める。
エクサラントにはコンポジット・テクノロジー・リサーチ・マレーシアが30%、FACBエアロスペースが30%、デジタル・ラボラトリーズ・マレーシアSdn Bhdが40%、それぞれ出資している。
目下MSCステータスを申請中のエクサラントはカナダのボンバーディアや英国のウェストランド・エアロスペースのデザイン契約も完成させた実績を有する。(NST:7/10)
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