1998-07-11 ArtNo.15670
◆<馬>外人労働者9万6000人の就業延長承認
【クアラルンプル】マレーシア政府は、今年8月15日に本国送還が予定されていた外国人労働者9万6000人に最大6年間継続して就業を認める方針を決めた。
タジョル・ロスリ・ガザリ副内相が9日明らかにしたところによると、外人労働者問題担当閣僚委員会はアンワル副首相兼蔵相により主宰された水曜の会議で、地元労働者が就業することを望まぬ一部のサービス部門の事情を配慮し、以上の方針を決めた。
外人労働者の就業延長が許可される領域は、レストラン、ガソリンスタンド、共同墓地、ゴルフコース、野菜農園、食品工場、孤児院、養老員、ランドリー、清掃作業、工場、理髪店、仕立屋、空港/港湾貨物処理。しかしこれらの領域でも既存外人労働者の就業の延長が認められるだけで、外人労働者の新規雇用は認められない。
またゴルフ場のキャディー、市場、店舗、スーパー・マーケット、メディカル・センター、民間医院、美容院、カラオケ・ラウンジ、クーリエ・サービス、電器製品/家具流通業の外国人従業員の就業延長は認められない。
一方、閣僚委員会は、この日製造業界には2万5000人、農園部門には1万人、サバ州には2万人の外人労働者の雇用を認める方針を決めた。
今年に入って以来労働者5万人が解雇されたが、多くのものは他に職場を見出していると言う。(NST,STAR,ST:7/10)
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