1998-07-10 ArtNo.15653
◆<馬>FWインダストリーズ、石化/電力/セメント市場に照準
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)二部上場を果たした産業用機械製造のFWインダストリーズBhd(FWIB)は、今年総額2億Mドル前後の石油化学/発電/セメント・プラント関連プロジェクトに入札、プラント・エンジニアリングやプロセス・エンジニアリング領域のニッチ・マーケットを開拓する計画だ。
FWIBのLum Weng Keong重役(MD)が8日のKLSEデビュー後に記者会見したところによれば、目下4600万Mドルの手持ち契約が有り、新領域の契約獲得にも楽観的見通しを抱いている。
ターゲットとするプロジェクトは国内や海外におけるもので、石油化学下流部門や発電プラント領域の成長の潜在性は大きい。例えば国内の石油化学領域では、リプレースメント・パーツばかりでなく、既存プラントのメンテナンス需要も期待できる。
目下顧客の半ば以上が外国企業のことから、向こう2~3年間に輸出比率を現在の15~20%から30~40%に拡大を図る。同社は19996年からオーストラリア、インドネシア、エジプト等への輸出を開始、昨年の輸出額は1000万Mドルだった。現在はベトナムやアフリカ市場に注目している。
同社は1998年7月期に932万Mドルの税引き前利益を見込んでいる。MBT,STAR:7/9)
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