1995-05-12 ArtNo.1565
◆<星>SIA、P&W/CALと台湾でエンジン保守合弁事業
【台北】シンガポール航空(SIA)は10日、米国航空機エンジン・メーカーのプラット&ホイットニー(P&W)及び中華航空(CAL)と、航空機エンジンのメンテナンス施設を台湾に設立する2000万米ドルの合弁契約に調印した。
合弁会社アジアン・コンプレッサー・テクノロジーズ・サービシズCo Ltdは、台湾北部のクアンイン工業団地に97年初の稼働を目処に工場を設け、PW-400エンジンの部品(高圧コンプレッサー・ステーター)のメンテナンスを行う。出資率はP&Wが51%、SIAとCALが残る49%を二分する。同合弁プロジェクトは2億8300万米ドルのオフセット・クレジット協定の一部をなすもので、P&Wは同協定の下に有望台湾企業への技術移転もしくはこれらの企業との合弁に同意している。またCAL幹部によると、台湾がP&W製エンジン搭載のF-16戦闘機とCAL旅客機を購入したこともメンテナンス施設の台湾設置を促したと言う。(ST:5/11,ST,LZ:5/10)
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