1995-05-11 ArtNo.1563
◆<越>タイ企業、ホーチミン北部の工業パークを売りだし
【バンコク】タイのバンパコン・インダストリアル・パークが55%、ベトナム政府が30%、残りをサイアム・コマーシャル・バンク、CPグループ、サハパタナピブルが出資してホーチミン市北方30キロのドンナイ省に開発中の800haのアマタ・インダストリアル・パークの第1期分100haが6月1日に売り出される。
バンパコンのVikrom Kromadit社長が語ったところによると、道路、排水、通信、電力、上水等の施設込みで、販売価格は1平米当たり60米ドル。ベトナム政府が低価格で用地を提供してくれたため、同価格は他地域のほぼ2分の1となっている。これまでに4600万~5000万米ドルが投じられたが、更に通信、工業用ガス、日量2万トンの水供給、電力供給等のインフラ整備に4億~5億米ドルの投資が予定されている。当初能力100~150MW(メガ・ワット)の発電所建設に関わる調査も6カ月以内に完了する見通しだ。既に工場進出に関心を表明している50社ほどの企業の半分はタイ企業で、25%は日系企業、他に複数の台湾企業も含まれている。同パークに進出する企業には利益計上後2年間の免税優遇とその後4年間の50%減税優待が認められると言う。(BD:5/9)
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