SEAnews 1998-07-08 ArtNo.15619

【蘇州】シンガポールの中国におけるフラグシップ合弁事業、スーチョー(蘇州)インダストリアル・パーク(SIP)に対する外国直接投資は今年上半期に4億9500万米ドルをマーク、外国投資約定額も6億3000万米ドルに達した。
ＳＩＰスポークスマンによると、今年初3ヶ月の外国投資額と外国投資約定額がそれぞれ7388万米ドルと4545万米ドルに過ぎなかったことから、4－6月の間に投資が急増したことが窺える。これにより累積投資額は1997年末の36億1000万米ドルから43億米ドルに拡大した。今年3月、蘇州の陳徳銘市長は通年の投資誘致目標額を8億米ドルと語ったが、現在のペースが維持されれば、同目標の実現は難しくない。
ＳＩＰスポークスマンは詳細を明らかにしなかったが、チャイナ・ニュース・サービスがこれ以前に報じたところでは、今年初以来6月初めまでに12件、合計3億8000万米ドルの新規投資がなされた。
蘇州工業区管理委員会(SIPAC)の謝家賓書記はチャイナ・ニュース・サービスに対して、蘇州パークの投資環境の改善と中国市場全体の明るい先行きから、蘇州パークへの外国投資が今後急速に拡大する可能性を指摘した。
ＳＩＰに直結する上海・南京高速道路も開通した。ちなみに今年初5ヶ月の中国における外国直接投資は1.5％下降したものの、約定額は3.4％の増加を見た。(BT:7/7)