1998-07-07 ArtNo.15604
◆<星>豪州企業Zergo、アジアに電子認証システム売り込み
【シンガポール】英国拠点のZergo HoldingsとオーストラリアのSecurity Domainが合併し、今年4月1日に発足した北米以外では最大のクリプタグラフィック・セキュリティー(暗号化保安)企業Zergo Asia-Pacific(ZAP)は、電子取引サティフィケーション・オーソリティー(CA:認証機関)ソフトウェアのアジア市場への売り込みに本腰を入れる。
Zergoのジョン・ポールフリーマン重役(CEO)によると、同社はこれまでに香港、台湾、マレーシア、オーストラリア、米国、英国にCAソフトウェアを売り込んでおり、これらの国では既にCAが使用されている。またインドネシアとインドからも受注があり、これら両国でも間もなく同システムがセットアップされる。
同社は初のアジアオフィスをシンガポールと香港に設けたが、両オフィスには各10人のスタッフが配置されている。Zergoの1997年の営業額は3920万Aドル(S$4000万)だったが、もし今後同売上が毎年60~100%の成長を見ないなら、同社の市場シェアは縮小することになると言う。(BT:7/6)
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