1998-07-06 ArtNo.15598
◆<印度>MUL労組代表、スズキとの和解巡り工業相に陳情
【ニューデリー】Maruti Udyog Ltd(MUL)労組幹部は4日、R.S.S.L.N. Bhaskarudu専務取締役(MD)とともに、Sikander Bakht工業相と会談、最近のインド政府とスズキのMUL人事を巡る廷外和解に対するMUL従業員の懸念を伝達した。
伝えられるところによれば、労組代表はスズキがMULの支配権益を取得することに強い懸念を表明、インド政府とスズキの50:50の出資比率に変更を加えぬこと、如何なるMUL上級管理職も犠牲にせぬこと等に対する保証を工業相に求めた。この他の要求事項には定年退職年齢の58歳から60歳への延長も含まれていたようだ。
これに対して工業相は、インド政府にはそのMUL持ち分を売却する考えのないこと、スズキとの和解はスムースで公正な経営を保証する努力の一環であること、政府にはMUL従業員の如何なる訴えも聞く用意があること等を確認したが、書面による保証はなされなかったと言う。(THBL:7/5)
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