1998-07-04 ArtNo.15584
◆<印度>マヒンドラ・フォードも小型乗用車製造検討
【カルカッタ】マヒンドラ・フォード・インディアLtd(MFIL)は中/小型乗用車の製造に乗り出す可能性を研究している。
MFILのジム・ジョンストン副社長(マーケッティング/セールス/サービス)によると、インドの高級車市場は縮小し続けており、1996年10月当時は乗用車市場全体の18%を占めていたが、今では11%にとどまっている。Maruti Zenは堅調な成長を遂げており、MFILも非高級車市場開拓の機会を探っている。
チェンナイ近郊マライマライナガルの新工場ではフィエスタをプラットフォームとした新モデルが製造される計画で、同モデルは1999年中に売り出される。フィエスタはフォード・エスコートよりは小型なMaruti Esteemのサイズで、値段も低めに設定される。世界中にフィエスタより小型なフォード・カーは存在せず、同モデルの売出は、フォードのインド市場進出の第2幕と言える。
フォードは4ドアのフィエスタをベースとした新モデルを世界市場に投入する計画で、この種のデザインのモデルは世界の他の地域には存在しないことから、インドが世界輸出の製造拠点になる可能性が大きい。エスコートの地元部品使用率は目下40%程度だが、フィエスタ・ベースの新モデルでは同比率が70%に達する見通しだ。(ET:7/3)
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