1998-07-04 ArtNo.15576
◆<馬>政府、サイバージャヤの51%権益買収
【クアラルンプル】マレーシア政府は“サイバージャヤ”のデベロッパー、サイバービューSdn Bhdの51%の権益を買収、マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)内のフラッグシップ・インテリジェント・シティー開発の進捗を確保する方針を決めた。
アンワル副首相が2日催されたMSCファウンダーズ・カウンシルの初会合後、マスコミに語ったところによると、水曜に創設が宣言された50億Mドルのインフラストラクチャー・デベロプメント・ファンド(IDF)資金も優先的にMSCプロジェクトに投入される。
政府はマルチメディア・デベロプメント・コープ(MDC)を通じてサイバービューの権益を買収する。現在サイバービューには、Setia Haruman Sdn Bhd(SHSB)が55%、日本電信電話(NTT)が15%、ゴールデン・ホープ・プランテーションBhdが10%、プルモダラン・ナシオナルBhd(PNB)が5%、スラゴール州政府が5%、そして政府経営のMDCが10%、それぞれ出資。またSHSBにはレノンBhd、カントリー・ハイツ、Menara Embun Sdn Bhd、ダト・ムスタファ・カマル・アブ・バカル氏が各25%出資している。
MSC内の7000haの土地に60億Mドル余を投じて開発されるサイバージャヤには、1998年6月30日時点で入居予約した45社中30社が頭金を払っており、これらの企業には地元企業22社、内外合弁会社4社、外国企業4社が含まれる。同プロジェクトは目下のところはスケジュールを上回るスピードで進捗を見ていると言う。(NST,MBT,STAR,LZ:7/3)
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