1998-07-03 ArtNo.15569
◆<印度>ジンダル・ストリップ、非中核ビジネスを分封
【ニューデリー】OP Jindalグループに所属するインド最大のステンレス・スチール・メーカー、Jindal Strips Ltd(JSL)の取締役会は1日の会議で、ステンレス・スチール製造と無関係な非中核ビジネスを分離独立させる方針を決めた。
同社の発表によれば、31.5クローの株式資本は60:40の比率で分割され、Jindal Steel and Power(JSP)が新設される。JSPはRaigadの海綿鉄工場と発電施設に加え、マドヤプラデシュ州Raipurのヘビー・エンジニアリング部門の経営を引き受ける。JSPの株式資本は当面、JSLの資本金の40%に相当する12.6クローだが、新株発行により資本金の拡張が図られる。
JSLはさらにマハラシュトラ州Vasindの冷間圧延炭素鋼工場を姉妹会社のJindal Iron and Steel Company(JISCO)に売却する。JISCOは熱間圧延鋼板/亜鉛メッキ鋼板の製造を手がけている。
JSLはこの他のステンレス・スチール製造に関係せぬビジネスも分離独立させる計画だ。JSLのラタン・ジンダル重役(MD)によると、1社が様々な事業を手がければ、投資家は見通しを立て難く、結果的に内外の市場における資金調達が難しくなる。このため組織を再編する方針を決めたと言う。(IE,ET:7/2)
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