1998-07-03 ArtNo.15565
◆<馬>KPB、域内の主要ロジスティクス企業目指す
【クアラルンプル】最近海運事業を売却したマレーシアの運輸会社コンソーシアム・プルカパランBhd(KPB)は、域内のトップ・ロジスティクス企業を目指している。
KPBのミズラン・マハティール会長によると、海運業の売却で売上は大幅に縮小する上、域内経済危機は貿易活動を縮小させ、同社のビジネスにも影響を及ぼす。従って今年のビジネスは依然として困難が予想され、売上は明らかに昨年を下回る。
しかし、海運ビジネスの売却で債務は軽減、半年分の手持ち契約も存在する。物資の移動は決して消滅することなく、需要と機会は常に存在すると言うのが、KPBの経営戦略の要となっており、同前提の下に事業を展開して行くと言う。
ミズラン氏はまた個人的な負債を軽減するため、一部の個人資産を売却する可能性を示唆するとともに、可能なオプションとして、同氏が支配する企業にパートナーを呼び入れる可能性を指摘した。
KPBの昨年の営業額は一昨年の4億1737万Mドルから8億6580万Mドルに拡大したものの、純益は6047万Mドルから3936万Mドルに下降した。(MBT,STAR,ST,BT:7/2)
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