1998-07-03 ArtNo.15559
◆<星>工業不動産価格/賃貸料、第2四半期に引き続き下降
【シンガポール】シンガポールの工業不動産の資産価格と賃貸料は今年第2四半期も引き続き下降線を辿った。
不動産コンサルタント、ジョーンズ・ラング・ウートン(JLW)の報告によれば、工業ビル1階の平方フィート当たり平均賃貸料は2.20Sドルと、第1四半期に比べ8.3%、2階以上のそれは1.40Sドルと、同12.5%、それぞれ下降した。上半期を通じての値下がり幅は15.5%と26.3%になった。
永久所有権付き工業ビル1階の場合、平方フィート当たり平均資産価値は前期比7.9%減の700Sドル、2階以上のそれは同8.3%減の440Sドルで、60年リース権付きビル1階の場合は7.5%減の370Sドル、2階以上の場合は7.7%減の240Sドルとなっている。
JLWは、不透明な業況見通し、ローン・コストの上昇、厳しい貸付条件、工業不動産取引全般の縮小等を値下がりの原因として指摘している。(BT:7/2)
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