1998-07-02 ArtNo.15544
◆<星>IPC会長、債務返済能力強調
【シンガポール】事業多角化を目指した海外投資が裏目に出、経営難に陥った地場パソコン(PC)メーカー、IPCコープのパトリック・ギャム会長は火曜(6/30)の年次総会の席上、依然として債務返済能力を備えていることを強調、株主に冷静さを保つよう要請した。
IPCはこれ以前に債権銀行15行に7000万米ドルのシンジケート・ローンの返済猶予を求めたが、この点に関して質問されたギャム会長は、「IPCは利子支払い能力を備えており、優良商品も保持している。従って銀行にとっては、安全な融資先であり、こうした借りてから貸し金を取り戻し、新たな顧客に貸し付けることは、今日の厳しい経済状況下には決して賢明とは言えない」と指摘した。
ちなみにIPCが最近発表したウルトラ・シン・クライアント・テクノロジーはPC1台を5人のユーザーが同時に使用、しかもそれぞれ異なるプログラムを操作することを可能にすると言う。(ST,BT,LZ:67/1)
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