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1998-07-01 ArtNo.15534
◆＜馬＞鉄筋のＵｌｂｏｎ、建設市況の不振に関わらず先行きに楽観
【スナイ】高張力スチール・ロッドの製造を手がけるUlbon Bhdはマレーシアの建設業界を直撃した経済危機が持続しているにも関わらず、先行きを楽観している。
Ulbonのニク・イブラヒム・カミル会長によると、建設不況で同社製品に対する需要は下降、その反面Ｍドルの値下がりで輸入原料コストは上昇した。昨年度は130万Ｍドルの為替差損も被った。1997年12月期の年商は前年の5350万Ｍドルから5230万Ｍドルに、利益は657万Ｍドルから492万Ｍドルに下降した。
国内のスチール・ロッド需要は今後一段と下降、マージンも縮小が見込まれる。このため同社は一連のコスト削減措置を講じている。
照明器具や鎧戸の製造を手がける子会社は、グループの輸出売上に50％貢献しているが、同社の業績は好調を維持する見通しだ。(STAR:6/30)
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