1998-06-30 ArtNo.15518
◆<馬>UCMカー・エアコン部門、リプレースメント市場にシフト
【クアラルンプル】UCMインダストリアル・コーポレーションBhdの自動車エアコン部門は、リプレースメント市場におけるコンポーネント販売に本腰を入れており、この種のビジネスが営業額の80%を占める見通しだ。
UCMのTuan Geang Theen重役(ED)によると、今年のコンポーネント・ビジネスは4000万Mドルに達する見通しだ。台湾、日本、中国、米国が主要市場で、西アジアやアフリカ市場の開拓も目指してる。
これに反して相手先商標製造(OEM)ビジネスは、国内自動車販売の低迷で打撃を受け、高級車市場では90%、国産車市場でも60~70%の売上の下降を見た。
一方、UCMグループの利益にこれまで最大の貢献を果たしてきたクアラルンプル・シティー・セキュリティーズSdn Bhdの利益は株式市況の低迷で、昨年の1970万Mドルから1500万Mドル以下に下降する見通しだ。とは言え依然としてグループの利益に80%貢献するものと見込まれる。
他方、UCMグループは目下組織再編中で、新持ち株会社のクアラルンプル・シティー・コーポレーションBhd(KLCCB)がグループの旗艦としてKLSEに上場することになる。再編作業は今年8月末までに完了すると言う。(NST:6/29)
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